とかくダイエット目的ととらわれがちなファスティングですが、本来の目的はデトックス。
体内環境の改善です。
ですので太っている人に関わらず、体内環境が悪化している方・生活習慣が悪い方にはおすすめですが、中にはファスティングに向いていない方、ファスティングをおすすめできない方がいます。
「ファスティングをやってみよう!」と思った方もファスティングに向いていない方の条件に当てはまる場合は残念ながら今回のファスティングは見送りましょう!
ファスティングに向いていない人(できない人)
ファスティングに向いていない人
- 妊娠中の方(妊娠の可能性がある方を含みます)
- 妊活中の方
- 授乳中の方
- 生理中の方
- 体調を崩している方
- 薬を服用している方
- 極端に痩せている方
- 脳卒中や心筋梗塞の既往歴がある方
- 15歳未満の方(成長期の方)
ファスティングができない人・できない理由
妊娠中・授乳中の方
妊娠中・授乳中はいつも以上に栄養が必要な時期です。
胎児の成長や良質な母乳のためにもバランスの取れた食事をきちんと摂られることをおすすめします。
卒乳後、体重が増えたまま戻らないお母さんはぜひ、ファスティングに挑戦してみてくださいね。
妊活中の方
ファスティングによってコレステロールが減少することや、レプチンの分泌が高まることなどから生理周期に影響を与える可能性があります。
妊活中の方は生理周期が安定していることが重要ですので、ファスティングはおすすめできません。
ただし、お医者様から体重を減らすように言われている方は、1食置き換えなどで緩やかな体重減少を目指すことは大丈夫かと思います。
どんな方法にしても、先生にご相談の上、取り組んでくださいね!
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ファスティング後、生理が遅れた、早まった。生理周期に影響はある?
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生理中の方
生理中は血液と一緒に体内の不要なものを自然にデトックスする期間です。
この期間に必要以上にデトックスを試みると貧血やめまいなどの症状を起こす可能性があります。
よって!生理中のファスティングはやめましょう!

尚、生理後の身体は体重が減りやすくなっています。
生理後のタイミングでのファスティングが一番おすすめです。
体調を崩している方・服薬中の方
まずは体調を正常に戻すことに注力しましょう!
服薬中の方についてもファスティングによる副反応など心配な点もありますのでファスティングはNGです。
また、普段から血糖値が高めの方は空腹期間を摂った後の食事によって急激に血糖値が上がる可能性があります。
自覚症状や通院服薬などがなくても、健康診断で血糖値に注意が必要だと言われた方は短いファスティングで様子を見ながら実行することをおすすめします。
ファスティングのお試し方法
- 1食置き換えファスティング
- 1日ファスティング
- 3日ファスティング
極端に痩せている方
ファスティングはダイエットが主たる目的ではありませんが、食べないことで体重減少(ダイエット)にもつながります。
極端に痩せている方は今以上に体重が落ちてしまう可能性があるのでファスティングはNGです。
15歳未満の方(成長期の方)
成長期にあるお子さんにはファスティングはおすすめできません。
成長期は常にたんぱく質や糖質などのエネルギーが必要な状態です。
ファスティングは空腹期間を作ることで一時的に飢餓状態にしてデトックスする方法なので、常にエネルギーが必要な成長期には向かない方法です。
まとめ
ファスティングを始める前にご自身の今の状況がファスティングできる状態なのかしっかり見極めましょう!
そして時期が悪ければ無理せず、改めてスケジュールを立てましょう!