ファスティングをすると基礎代謝量が増えるって知ってますか?
なんとなく、ファスティング(断食)すると省エネ体質になって基礎代謝量が落ちる、って思ってないですか?
実は逆なんです。
ファスティングをするとインスリンが減ってインスリン拮抗ホルモンが増えるんです。
ちょっと難しく感じるかも知れませんが、ファスティング(断食)の驚くべき効果が分かりますので参考にしてくださいね。
ファスティングをすると基礎代謝量が増える
基礎代謝量とは?
基礎代謝量って知ってますか?
基礎代謝量とは安静状態で生命活動を維持するために消費される必要最小限のエネルギー代謝量のことです。
もっと優しくいうと、とにかくじーっとしていて、呼吸・心臓の鼓動、体温の維持など生きる上での自然な活動を維持するために使われるエネルギー量のことです。
一般的に基礎代謝量は、現在、年齢・性別・体重で計算されています。
ハリス・ベネディクト方程式
ただ、基礎代謝におけるエネルギーの多くが筋肉で消費されるため、筋肉量が多い人ほど基礎代謝量は高くなります。
つまり、単純に性別、年齢、体重では正しい基礎代謝量は計算できない訳です。
基礎代謝量とファスティングの関係は?
先の基礎代謝量の定義から言うと、ファスティングと基礎代謝量には関係がないように思います。
だって、ファスティングをしたからといって筋肉量が増えるわけではないし、
逆に減量効果によって体重は減るわけですから、基礎代謝量は少なくなるような気がします。
「トロント最高の医師が教える世界最強のファスティング」によると、ファスティングの基礎代謝量に与える効果は次の通り。
↑画像をタップするとAmazonに移動します。
ファスティングをすると、インスリンが減る

という方もいると思いますが、実はエネルギーを蓄えるのか、蓄えておいたエネルギーを消費するのか、その働きをコントロールしているのはホルモンだそうです。
インスリンは「エネルギーを蓄えようとするホルモン」。
対して、「インスリン拮抗ホルモン」(インスリンの反対の役割を持つホルモン)は「蓄えておいたエネルギーを消費する」働きをします。
1日何度も食事をしていると、インスリン値は常に高い状態が続き、身体はエネルギーを糖か脂肪の形で蓄えようとします。
逆に空腹時間がある状態(ファスティングしている状態)では、インスリン拮抗ホルモンが増え、身体は蓄えておいたエネルギーを燃やそうとするのです。
あまり、難しく言うと読みたくなくなると思いますので、もっと詳しく知りたい方は「トロント最高の医師が教える世界最強のファスティング」を読んで頂くか、本の一部を抜粋して紹介しているサイトがあるので、そちらでご確認ください。
インスリン拮抗ホルモンとは
インスリン拮抗ホルモンには以下のようなホルモンがあります。
- ノルアドレナリン:筋肉の収縮を促したり心拍数を上げたりするホルモン
- 成長ホルモン:細胞の成長と再生を促すホルモン
- コルチゾール:ストレスホルモンと呼ばれ、意欲や行動を促すホルモン
お肌のターンオーバーが促進されて美肌になるというファスティングの効果や、活力がUPするというファスティングの効果が、インスリン拮抗ホルモンの影響だということが分かりますよね💕
基礎代謝量が増える仕組み
超簡潔にいうと、ファスティングをすることによって、以下のように基礎代謝量が増える訳です。
step
1
エネルギーを蓄えようとするホルモン(インスリン)が減る
step
2
エネルギーを消費しようとするホルモン(インスリン拮抗ホルモン)が増える
step
3
基礎代謝量が上がる
断食4日間で基礎代謝量が10%増えるという研究結果もあるそうです。
基礎代謝量がUPすると、日常生活でのエネルギー消費量が増えるのでファスティングを継続することでどんどん痩せるっていうのも納得ですよね💕
まとめ
かなり省略して単純に掲載していますが、人間の身体は驚くほど複雑にできています。
なので、最初に説明した「基礎代謝量の求め方」では身体の中で起きているホルモンバランスまで加味した基礎代謝量は求められないのです。
最近の体重計は乗るだけで基礎代謝量を算出してくれるものもありますが、あくまでも目安であってそれが全てではないんですよね。
「トロント最高の医師が教える世界最強のファスティング」は米アマゾンで1,500以上のレビューがつき、平均星4.6という評価でベストセラーとなっています。
ちょっと長いのですが、なかなか読み応えのある本なので、ぜひご一読くださいね。
↑画像をタップするとAmazonに移動します。