ファスティングは健康のために胃腸を休めることを目的に行いますので無理は禁物!
今日はファスティングで注意していただきたいこと、基本のお約束事(ルール)をご紹介します。
ご紹介する注意点を守らなかった場合、思わぬ体調不良を招く場合もあります。
楽しくファスティングを成功させるためにも、ルールを守って安全に取り組みましょう。
ファスティングの注意点(基本ルール)
ファスティングの主な注意点(基本ルール)は以下の通りです。
ファスティングの注意点
- 準備食期間と回復食期間を必ず設ける
- 1日2リットル以上の水を飲む
- 塩分を適宜とる
- 生野菜や果物から食べる
- アルコール・カフェイン飲料を控える
- 夕食を20時までに済ませる
- 「まごわやさしい」食事にする
- 空腹は我慢しすぎない
- 体を冷やさないように気をつける
- たっぷり睡眠をとる
- 激しい運動は控える
準備食期間と回復食期間を必ず設ける
ファスティング前後の食事は大変重要です。
準備運動なしで急に激しい運動をすると足を痛めたりすることもありますよね?
ファスティングも同じです。
日頃から準備食期間と同等の食生活(まごわやさしい食)を心掛けている方は別として、そうでない方は本格的なファスティング(断食期間)の前には少しずつ身体を慣れさせる必要があります。
また、回復期も同様で、胃腸をたっぷり休めた後に急激に固形物を摂取すると胃腸に負担をかけるばかりかリバウンドを招くことにもなり兼ねません。
きちんとルール通りにファスティングを行いましょう!
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1日2リットル以上の水を飲む
ファスティング期間中は食べ物を制限していますのでいつも以上に水分が不足します。
意識して水を飲まなければ、頭痛などの症状が現れる場合もあります。
また、冷たい水は身体を冷やしますので常温かもしくは白湯を何度かに分けて飲むようにしましょう。(10回以上)
ファスティング期間中に限らず、1日2リットル以上の水を飲むことが習慣になると良いですね。
塩分を適宜とる
断食期間には塩分も不足します。
水をいつも以上に飲むことにより、体内の塩分濃度が低下し頭が痛くなったり、だるくなったり、イライラすることがあります。
精製されていないミネラルが豊富な塩(海塩が一番良いです)を少量舐めるなど、塩分も補給しましょう。
※塩は海塩の天日干しがお勧めです。
生野菜や果物から食べる
食べる順序も重要です。
「ベジファースト」という言葉を聞いたことがありますか?
食事の順番はまずは生野菜や果物、納豆やぬか漬けなど、食物酵素が豊富に含まれている食品から先に食べるようにします。
野菜や果物に含まれる酵素が後から食べるものの消化を助けてくれる上に、体が脂質を吸収するのを抑えてくれる作用も期待できます。
また、ファスティング期間中(準備食・回復食)は特に腹八分目を心がけてもらいますので、生野菜を多く摂ることで食べ過ぎを抑えることにもつながります。
準備期間と回復食期間には腹八分目を心がけ、食べる順番も意識しよく噛んで食べましょう。
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アルコール・カフェイン飲料を控える
体内に入ったアルコールやカフェインを分解するためには大量の酵素が消費されます。
体内の酵素が大量に消費されると、本来必要なところに使われる分が足りなくなりファスティングの効果が得られなくなってしまいます。
また空腹の胃腸にカフェインやアルコールが入ると胃腸に負担をかけますのでファスティング期間中は控えてください。
また、日頃からカフェインの摂取量が多い方はカフェインの離脱作用による頭痛などが起こる場合もあります。
ファスティング期間中だけでなく、日頃の摂取量はある程度抑えるようにしましょう。
夕食を20時までに済ませる
食事をしてからすぐに寝る習慣は消化不良を招く原因になり酵素の浪費につながります。
また、暴飲暴食や食事後すぐ寝たりしていると、消化器官が休む時間がなくなり様々な体調不良の原因となってしまいます。
ファスティングを成功させるためには、夕食はできるだけ20時までにすませ規則正しい生活を心がけましょう。
「まごわやさしい」食事にする
食品添加物を多く含む食品や、肉や魚などの動物性タンパク質は消化不良の原因になりやすく、大量の酵素を消費すると言われています。
ファスティング期間中は、出来るだけ控えるようにしてください。
また、マーガリンや焼き菓子などに使われているトランス脂肪酸、白米やうどんなど腹持ちの良い高GI食品も消化しにくいダメ食品です。
精製された白い食べ物より、玄米やそばなど茶色い食べ物を選ぶようにしましょう。

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空腹は我慢しすぎない
空腹感があり辛いときは、まず水を飲んで空腹感をやわらげます。
次に、良質の塩や梅干しなど塩気のあるものを少し口に入れ、空腹感がやわらぐかどうか試してみてください。
それでも辛いときは酵素ドリンクを少し足してみます。
また、すりおろした野菜や水分の多い果物を少量摂って落ち着かせてみてください。
体を冷やさないように気をつける
血液は私たちの体を構成している約60兆個もの細胞に栄養と酸素を送り、老廃物を持ち帰るという働きをしています。
ファスティングの効果を高めるためにも体を冷やさないように注意し、就寝前には半身浴や足湯などで血液の流れを良くしましょう。
冷えを感じやすい方は、散歩程度で良いので軽い運動を生活習慣として取り入れてみてください。
たっぷり睡眠をとる
健康や美容に良い影響を与える「成長ホルモン」は、寝入ってから2~3時間後に分泌されます。
そのため、睡眠の質が悪いと十分に分泌されず皮膚や内臓の細胞の入れ替わりがスムーズに行えません。
質の良い睡眠を得るためには、食事は就寝の3時間以上前にすませ胃腸を休めておくのが理想的です。
また、ファスティング中に突然やってくる「食べたい」という衝動も寝てしまえば大丈夫!
いつもより睡眠時間を多くして、ゆったりと過ごしましょう。
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激しい運動は控える
ファスティング期間中はカロリーや栄養が通常よりも少なくなっていますので激しい運動は避けてください。
ウォーキングやストレッチ、ヨガなど体を温めたりほぐしたりする適度な運動であれば、より高いデトックス効果が見込めます。
まとめ
ファスティングの基本的な注意点をご紹介しました。
注意点が多すぎると感じましたか?
1つ1つの注意点は難しいことではありません。
自己流のファスティングは思わぬ体調不良を招くこともありますので基本のルールを守って楽しくファスティングしましょうね!